静岡県東伊豆産「ニューサマーオレンジ」余剰果汁を使った商品開発の取り組みを行いました!
サステナビリティ
当社は、持続可能な社会の実現を目指し、地域の生活者や取引先と共に、食ビジネスを通じて地域課題の解決に取り組んでいます。
この度、中部支社では静岡県東伊豆エリアで産出される「ニューサマーオレンジ」の余剰果肉を活用し、富士伊豆農業協同組合(以下、JAふじ伊豆)様、および沼津のクラフトビールメーカーRePuBrew(リパブリュ)様と協力して、「ニューサマーオレンジ本生(クラフトビール)」を開発いたしました。
東伊豆を代表する初夏の味覚、ニューサマーオレンジは鮮やかな黄色の果実とさわやかな香りが特徴です。この柑橘系果実が東伊豆エリアに持ち込まれたのは大正初期で、東京上野で開催された大正博覧会で展示されていたものを見た生産者が栽培を始めたのがきっかけです。
ニューサマーオレンジは産地によって呼び名が異なる珍しい品種です。宮崎県では「日向夏」、高知県では「小夏」、静岡県東伊豆エリアや愛媛県では「ニューサマーオレンジ」と呼ばれています。
毎年4~5月に収穫されたニューサマーオレンジは、生食用として地元伊豆や沼津、小田原など関東の一部市場へ出荷されます。一方、原材料用の果実は皮と果肉に分けられ、皮はゼリーやマーマレードを製造するメーカーにほぼ全量出荷されますが、果肉は果汁に加工され、地元のお土産屋さんなどでジュースとして販売されます。
しかし、ジュース以外の商品があまり製品化されていない為、その年によっては果肉の余剰が問題になる課題があります。
そこで、当社はニューサマーオレンジの集荷を担当するJAふじ伊豆様と連携し、商品化の可能性を模索しました。
地元メーカー様や取引先メーカー様に声をかけたところ、沼津を拠点とするクラフトビールメーカーのRePuBrew様が興味を示し、ニューサマーオレンジを使用したクラフトビールの製品化が実現しました。
クラフトビール「ニューサマーオレンジ本生」は、地元のフードストアあおき様で先行販売されることになりました。
■ ニューサマーオレンジの使用した商品の販売を通じて「地域振興」
沢山のご協力をいただいて課題の原料を商品化させ、地元での販売となりましたが、今後はニューサマーオレンジを使用した商品ラインナップの拡大を図り、全国各地のお客様にもアピールしていきたいと考えています。
また、主たる生産地である地元自治体の静岡県河津町とも連携し、ニューサマーオレンジの認知度を向上させることで、生産農家のモチベーションアップや高齢化・後継者不足の課題解消に貢献したいと考えます。
沢山のご協力をいただいて課題の原料を商品化させ、地元での販売となりましたが、今後はニューサマーオレンジを使用した商品ラインナップの拡大を図り、全国各地のお客様にもアピールしていきたいと考えています。
また、主たる生産地である地元自治体の静岡県河津町とも連携し、ニューサマーオレンジの認知度を向上させることで、生産農家のモチベーションアップや高齢化・後継者不足の課題解消に貢献したいと考えます。
今後も、地域の生産者・取引先様の皆様と共に、原材料の有効活用や地域の活性化等、地域課題の解決に向けて取り組んでまいります。