~未利用ほうれん草を活用したアップサイクル商品~
「ふわふわ食感のたまごボール ほうれん草入り」を開発いたしました
九州の野菜加工会社では、冷凍野菜の製造工程において、品質には問題がないものの製品規格に適合しないほうれん草が発生しています。これらの未利用ほうれん草は年間約100トン発生しており、有効活用が課題となっていました。そこで、食品ロス削減と未利用原料の活用を目的として、未利用ほうれん草を新たな商品原料として活用する取り組みを開始しました。
未利用ほうれん草の活用に向けて、「九州産ほうれん草ペースト」を開発いたしました。
未利用ほうれん草を活用する上で課題となったのは品質管理です。未利用ほうれん草をはじめ、冷凍野菜の製造工程で選別・除外される原料については、通常商品の原料と同様の品質確認は実施されていませんでした。そこで当社ライフネット本部は、九州の野菜加工会社と連携し、未利用ほうれん草をペーストにした後で金属探知機およびX線検査を実施することで、安全性と品質の確保を実現しました。
開発した「九州産ほうれん草ペースト」を活用し、昭和冷凍食品様にて「ふわふわ食感のたまごボール ほうれん草入り」を商品化いたしました。本商品は、「九州産ほうれん草ペーストを活用したい」という想いに加え、コープ九州様から寄せられた「お弁当に使いやすいたまご惣菜商品がほしい」という要望をきっかけとしてスタートしました。
複数のメーカー様による検討の結果、昭和冷凍食品様の製造技術を活かし、開発を進めることとなりました。開発段階では、九州産ほうれん草ペーストの配合量や食味のバランスについて検証を重ねました。配合量を増やすと鮮やかな緑色を表現できる一方で、ほうれん草特有のえぐみが強くなってしまうという課題があったため、何度も試作と改良を繰り返しました。その結果、見た目と食べやすさを両立した最適な配合率を実現し、「ふわふわ食感のたまごボール ほうれん草入り」が完成しました。
本商品は、これまで有効活用が難しかった未利用ほうれん草を活用することで新たな価値を付加し、食品ロス削減に貢献するアップサイクル商品として誕生しました。また、「九州産の原料を九州で消費する」という地産地消の想いも込められています。2026年8月よりコープ九州様で販売されており、今後は提案拡大を進め、さらなる活用拡大を目指してまいります。